「祝福の絵」
ケーキやスイーツを描く人は大勢いる。美味しそうに描く人もいる。私より遙かに上手く描いている。
私は最初から、美味しそうに描こうと考えていない。不器用な男が誰かの為に頑張って作ったケーキを描きたい。時には崩れ失敗したケーキだったりする。デコレーションのセンスもない。
大切な日を祝うことはその人の貢献や成果を認めるとともに、生きている事を実感し讃える。
誕生日もその一つであり
生きる中で一年に一度
この世に生まれてきたすべての人に訪れる
同時に逃れる事の出来ない命の終わりが待っていることも意識している時がある。
不器用な私は
クリームとスポンジを積み重ね
君と過ごした日々を積み重ねる
時にはロウソクを立て
祝福の言葉を言い
歌をうたい
一年に感謝し
そしてまた新しい一年を迎える
キャンドルの灯り 喜び満ちる
幸せの一年 笑顔あふれ
誕生日おめでとう
心から祝う
生きている全ての人を祝う「祝福の絵」でありたい。